当院で行っているがん検診

当院では、以下のがん検診を行っています。

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診用の特殊ブラシを子宮頸部(子宮の入口)へと挿入していき、粘膜を擦って細胞を採取します。同検査中に痛みがみられることはあまりありません(器具が挿入されることで違和感を覚える方もいます)。採取した細胞は顕微鏡で詳細に調べられ、がん細胞や前がん病変とされる異形成の有無などを確認していきます。

検査の結果、子宮頸がんの疑いがあれば、コルポスコープ(膣拡大鏡)で子宮頸部を観察するほか、子宮頸部の組織を一部採取し(生検)、詳細を顕微鏡で調べる頸部組織診も行われます。当院ではコルポスコープ検査は行っていないため、お近くの専門施設を紹介させて頂きます。

大阪市に住民票のある方で、20歳以上の女性につきましては、2年毎に1回、安価もしくは無料で子宮頸がん検診が受けられます。詳細につきましては、大阪市の公式サイトをご覧ください。

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子宮体がん検診

子宮体がん検診は自己負担となります。

通常、内膜細胞診という検査が行われます。子宮内膜まで届く擦過用器具を用いて、同器具を回転させながら内膜に擦りつけるようにして細胞を採取します。その際にチクッとした痛みを感じることもあります。採取した細胞は顕微鏡で詳細に調べられ、がん細胞の有無などを確認します。

検査の結果、陽性あるいは疑陽性であった場合は、子宮体がんの可能性が高いと考えられ、内膜組織診が行われます。採取した組織を顕微鏡で調べ、診断を確定します。

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乳がん検診(乳腺エコー使用)

当院では、主に視診、超音波検査を行います。

視診では、医師が乳房全体の状態(乳房の形、皮膚、乳頭 等)を目視していきます。超音波検査は、30代以下の女性に特に有効とされる検査です。主に乳房内の病変の有無、腫瘤の形状、リンパ節への転移などを調べることが可能です。検査時は、超音波を発信するプローブ(探触子)を乳房に当て、返ってきた反射波(エコー)を超音波診断装置が解析し、乳房内部を画像化していきます。画像では、乳腺は白く、乳がんの大半は黒く描出されていきます。なお同検査は、X線を照射するものではないので、妊娠中の女性でも検査を受けることができます。

大阪市では、同市民で30歳代の女性には超音波検査による乳がん検診、40歳以上の女性にはマンモグラフィによる乳がん検診(受診に関しては2年毎に1回)を行っています。費用も安価ですので、対象となる方は受診されることをお勧めします。

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